★ダージリン
今年のセカンドフラッシュは、異常低温が続いたファーストフラッシュシーズンの影響を受けてやや遅れてのスタートとなりました。シーズンスタート時は天候にも恵まれ良質の紅茶が期待されました。早めに摘み取りが始まるプッタボンから「KAKRA MUSK」というリマークの付くマスカテルフレーバーの効いたDJ-171を買い付け、次にシーヨックDJ-76を買い付けました。その後6月上旬多くの茶園がシーズンピークを迎える時にダージリンをベンガル州から独立し、新州創設を求める政治団体の呼びかけでダージリンにあるすべての紅茶産業がストライキに入ってしまいました。ストが始まってすでに1か月半が立ちましたが依然解決の目途は立っていません。6月に入ってから買い付けたジャンパナDJ-48は茶園から運び出すことすら出来ていません。(7月末現在)幸いなことにプッタボンとシーヨックはコルカタに到着済でした。ダージリンでは時々ストライキがありますが、こんなにも長期に亘ったことはありません。これは紅茶産業にとって多大なダメージとなることは間違いありません。ストライキが終わってもまずは茶畑の整備をしなくてはならないので、正常な状態に戻るには時間が掛かることでしょう。ティージュのセカンドフラッシュ発売は9月上旬を予定しておりますが、その時にジャンパナDJ-48が店頭に並ぶことを祈るばかりです。今回の3茶園はすべてオーガニック栽培の茶葉です。
今回のティーバッグは贅沢にもプッタボンDJ-171 SFTGFOP-1 [KAKRA MUSK]を使用します。この時期ならではのマスカテルなダージリンをお楽しみください。
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8月末のダージリン茶畑の様子です。3か月近く手入れのされていない茶畑はかくも無残な状態になっています。茶樹と雑草の区別がつかないほどに荒れ果ててしまっています。 |
★アッサム
アッサムは例年通り5月中旬頃からシーズンスタートしました。5月中は天候にも恵まれ、茶葉の品質も上々でしたが、6月に入ると早めのモンスーンが始まり、雨の日が多くなりました。やはり雨の影響で品質はややダウンしましたが、生産量は昨年同様順調でした。